勝手に声がしたのでMacがハッキングされたのかと思った。




突然自分のパソコンから声が出てきたら誰もがビックリするに違いない。先日、私のMacが突然咳払いをしてきた。ビックリというよりも、恐ろしい。何か喋っている声が聞こえるのだ。

一瞬ハッキングされたのかと思って電源を落とした。

Macを再び立ち上げると今度は何もない。一体何が起こったのか。

回線経由でパソコンが狙われてる?

まさかMacの内臓カメラから覗かれてるか?などとも思った。ま、私の部屋など見ても何の特にはならないけども。せいぜい鼻くそをほじってるところが見られるくらいだw

よく商品の販売ページなどを見ていたら、サポートセンターなどのメッセンジャーアプリが表示されることがありますが、そういった何かの機能かなと思ったのだがそんなポップアップは出ていない。

スカイプか何かが立ち上がって、誰かと繋がっているのかなとも思ったが通話アプリは何も起動していない。

もちろんSiriでもないw そんな声じゃないしw

Macからの声の主を調査

何かをたまたまかなと思って気にしていなかったのだが、また今日咳払いしている音が聞こえたのでビックリしてMacを壊しそうになった。いや、壊しそうになったというのは嘘です。

前は慌てて電源を落としたが、今回はそのまま。どうも聞こえてくるのは前と同じ音。しかもループしている感じ。

以前聞こえたときネットで調べたら無線の音をパソコンが拾うことがあるという記事があったのだが、最初はそんな感じなのかと自分を納得させていた。でもこれは違う。

パソコンの状態をしばらく観察。

起動しているアプリケーションはGoogle Chromeのみ。通話アプリなどは起動していない。

ということはどこかのwebサイトから音が出ているのか?

音が勝手に出るwebページは昔からある。でもそんなページは何が鳴っているのかわかるものだが、今回の症状はそういった演出の音ではないことが不気味で冷静さを失ったので原因がすぐにわからなかった。

原因解明!ハッキングでは無かった

でもようやくわかった。前回も今回も同じサイトを開いていたということに気がついたのだ。

そのサイトとは「Diver」というWordPressテーマの販売ページ。

これが咳払いの主でした。最近、いろんなデザインのWordPressテーマを見ることが多いので、webで調べたりメルマガなどに紹介記事が載っていたらよくチェックしています。

今回の咳払いの声がしたとき、開いているwebページを一つ一つ調べていたら、このページも以前見たことがあるということに気がついて、サイトをくまなくソースまで見てみることにしました。

なんてことはない、ページに埋め込まれているYouTube動画が犯人でした。

テーマの操作デモの映像が流れているのですが、一見無音のデモ。だから気がつかなかったようです。

しばらくすると咳払い。その動画を何度も見ていると、同じところで咳払い。

ハッキングなどではありませんでした。

デモ画面の音声が普通のナレーションなどやBGMだったらビックリすることはなかったと思います。

微妙に小さい音での咳払いや喋ってる声だったことが今回の右往左往の原因。

販売者さん、修正した方がいいと思いますよ。

それにしても思いもよらないことが起こると、やっぱりちょっとしたパニックになりますね。

ちなみに今はそのサイトはリニューアルされて声が聞こえて来るようなことはなくなりました。