サッカーボール綺麗な軌道を描くキック、ボールがコントロールされたキック、相手を吹き飛ばすようなパワーのあるキック。上手な人は、このようにキックを蹴り分けたりしてるわけですけど、思ったようにボールを蹴りたいと悩んでいる人は、ボールをどこで蹴っているのでしょう?
ボールを足(足首より先)で蹴ろうとしてばかりしてませんかね?
今回はそのあたりの私流の感覚をお伝えしようと思います。
ボールはどこで蹴っている?
サッカーボールを蹴る時、あなたはどこで蹴っているでしょうか?
足首? 爪先?甲?親指の付け根?爪先でトーキック?
どれも正解。どこでも正解です。蹴りたいように蹴る。その状況に応じてボールに当てる足の姿勢は当然違いますから、その場に応じた蹴り方をみんなやっているはずです。
でも、問題は思ったように飛んでいないとか、ボールに力が伝わっていないとか、思ったコースの軌道を描かないとか、そういったところに悩んでいるはずです。
足のどこにボールが当たるのが正解なのか?
そう思ってしまいそうですが、私流の考えでは問題はそこではありません。
ボールを足首の部分で蹴ろうとしては、ダメです。これが私のコツですね。
ボール蹴るのは足首の部分ではなくて、どこで蹴る?
では、どこで蹴るというのでしょうか?
足の先で蹴らないなら、ヘディング?いや、それは蹴るとは言わないですよね。
もちろん、実際にボールを蹴る部分は足先です。
これはあたり前です。
でも、ボールを蹴る時に意識してる部分は違います。
私の場合は、ズバリどこか?
足の膝と脛(すね)の部分で蹴る。これが私がボールを強くコントロールして蹴る時のコツです。
膝と脛を意識して蹴ろう!
私が意識しているのは、ボールを蹴る時の膝と脛の動きです。
はっきり言って、私の感覚では膝と脛でボールを蹴っていると言っていいくらいの感覚です。足先はそれに伴って動いているだけ。あとはボールに自然に当たって、勝手にボールが思ったように飛んでいく。そんな感じです。
基本的に膝を使って蹴る足の動きをコントロールしてボールのところに導き、あとは脛でボールの軸を捉えて蹴るイメージ。
この時、素直に足が動いているかどうかですね。ボールに向かって膝が正面を向いているか、脛の正面がボールの中心軸を捉えているか、という感覚です。
もちろん、完全に正面からボールに向かうということはありませんから、多少斜めになったり膝、脛の内側を意識することもあります。
ただ、あまりに内側を意識してしまうと、股が開いてしまって力が抜けることになります。
ですから、膝、脛のできるだけ正面をボールに導いてあげる。そうすることで、足首が極端に開くようなことはなくなり、自然と足の硬いところ、力が入るところにボールが当たるようになります。(と言って、いいのかな? そんなイメージです)
まとめ
ボールは足先で蹴るのではなく、膝で足を導いて脛の正面でボールを蹴る。
これが私がボールを蹴る時の蹴り足の運びです。
もちろん、サイドキックなどで膝や脛は開いたりすることはありますよ。
でも、この脛を意識していると、膝から下の動きと力だけで瞬間的に強い短いボールを叩くこともできますし、蹴る瞬間の足先のボールの当て方だけでカーブやバックスピンなどコントロールすることもできます。
何よりも、脛の方向でボールが飛んでいく方向もかなりコントロールが効くはずです。
もちろん、私個人の考えですけどね。今回は、キックの比喩でした。