サッカーのキック力をつける練習。筋トレ?チューブ?私ならコレだな




サッカーでボールを遠くに蹴ることが出来るのはとても楽しい。もちろんある程度コントロールできているキックでないと面白くはありませんけどね。

物凄く遠くまで蹴ることが出来る必要はありませんが、試合の中で狙ったところに、まあ、逆サイドに大きくクロスボールをあげてサイドチェンジ出来るとか、ゴールキックがそれなりにフォワードのところまで届くとか、ペナルティエリアの外からでもシュートが打てるとか、キック力の無い人はそんなイメージのプレーができたら満足だろうと思います。

というか、それで十分なのですけども、なぜ蹴ることができないのでしょうか? 私なりの答えとしては、そもそもの練習自体に問題があると思っています。

キック力をつける練習とは? 私の考え

なぜボールを蹴っても遠くに飛ばないのか?

私の結論から述べて起きましょう。キック力が無い理由は私はこれだと思ってます。

そもそもボールを蹴る練習が足りていない。ボールを蹴っていない。

キック力がある人と無い人とでは圧倒的にボールを蹴る練習の回数が違うのではないかと、経験的に感じています。

もちろん、キック時の足の角度とか軸足の位置とか、足のどのポイントでボールにヒットさせるかといった技術的な話ももちろんあると思います。このあたりはまた別の機会に私なりの考えを述べようと思いますが、その前にキック力の無い人に言いたいのです。

ボールを蹴ってる? 今日は何回蹴った?

これに尽きる気がして仕方ありません。

キック力をつけるには先ほど触れた技術的なことだけでなく、筋力も必要だと考える人もいるかもしれません。筋トレやチューブトレーニングで脚を鍛えなきゃと考えている人もいるでしょう。

でも、私はそんな練習はやったことありません。やらなくても遠くにボールは蹴ることができましたので。やってたらタイガーショットを撃てたかもしれません(笑)

それよりも、もっともっとボールを一球でも多く蹴って欲しいと思っています。ドリブルシュートでもいいし、フリーキックの練習でもいいし、一日何球というような基準は私は持っていませんが、暇があったらボールを蹴るべきだと思うんですよね。

野球のピッチャーでいう投げ込み。バッターでいう素振り。それと一緒では無いかと思っています。

壁があるようなところでは、テニスの壁打ちのようにやってみればいいと思います。飽きることなく蹴り続ける。

キック力のある人はとにかくボール蹴っているはず

キック力のある人は、他の選手よりもボールを蹴ってる回数が違う。これが私の経験的な答えなのですが、もちろん、チョロチョロと蹴る訳では無いです。それなりに力のあるボールを蹴るという意味です。

シュート性のボールでもいいし、フリーキックを狙うようなキックの練習でしょう。

なぜ私がキックの練習の回数を増やすべきかと考えるかというと、よくよく考えたら、私の経験に合致する人が周りにもいたからです。

私は小さい頃、休みの日なんかに、空き地の壁に向かって遠くからボールをよく蹴って遊んだり練習していました。キャプテン翼がドライブシュートを蹴っていた話を読んでいた頃ですので、そんなシュートも遊びで練習したりしていましたね。結構変化するんですよ。

まあ、私のシュートはキーパーの頭を超えてそこからゴールに突き刺さるように急速に落下するような軌道ではなくて、キーパーの正面に向かったボールがキャッチングされる瞬間に下にドロップして股下を抜けてゴールに入るというような軌道でしたけども。

まあ、ドライブシュートの練習自体は遊びでしたが、どの位置から蹴って壁に届くかというようなことは頻繁にやっていました。家の庭でも塀に向かって蹴っていましたね。ただ、ちょっと家を破損したり、塀の壁を超えてお隣の家にボールが飛んでいってしまって迷惑かけることも何度かありましたけども。

ただ、そのどれくらい蹴ったら塀を越えて迷惑になるかというコントロールもそれでできるようになったりするんですよね。それが距離感の調整に繋がったりしています。

私の後輩に上手い選手がいました。実際には行きませんでしたが、Jリーグからも声がかかったと聞いています。彼は小さい頃から一緒のチームで練習したりしていましたが、練習日以外の日は家の前の道路でしょっちゅうボールを壁に向かって蹴っていました。暇つぶしでボールを蹴ってる日もあるでしょうが、そもそもの毎日の遊びがボールを蹴ることのようでした。彼を家の前で見たときは必ずボールが

それくらいボールを蹴ってるんですよね。ボールを蹴っている数が多いから、蹴る時の足の感覚があるんですよ。

キック力のある人って、おそらくボールを蹴るのが好きですよ。ペナルティエリアの外、ゴールに向かって斜め45度くらいからフリーキックを狙うのとか本当に好きだと思いますよ。

キック力の無い人は、今日はボールを遠くに何回蹴ったか思い出してみるといいです。おそらくほんの数回しか蹴って無いはずですよ。しかも納得のいくキックではなかったはず。

ボールを蹴り続けるYouTuber?

YouTubeに「もしもヘタクソが100万回キックを練習したら?」という動画があります。

運動場のゴールに見立てた壁に向かって、延々とボールを蹴ってる動画です。よく、「一万時間の法則」という言葉を耳にします。誰でも一万時間の学習をすれば、その道の専門家レベルに到達するというような話ですが、それをキックで100万回という基準を設けて挑戦する動画です。チャンネル名は、「進撃のY / Y’s Rebellion」です。

2015年12月5日から蹴り始めたようで、その様子の初期の動画がこれです。

決してヘタクソでもなく、そこそこキック力はあるようですが、時々タイミングが悪くて微妙な軌道になっていたり、ボディバランスというか、体の使い方にちょっと違和感を見ていて感じたりするシーンがあります。

この動画、結構前にたまたま目にして印象に残っていたんですよね。

ところがですよ。このブログの記事を書いていたら、動画のことを思い出して、探してみたんですよ。

こんなふうになってます。

すげぇキック蹴るようになってます。

ボールのキレとか違いますし、狙って蹴ることができてるのが見ててわかります。最初の頃とは、体の使い方が明らかに違います。蹴ってる姿に安心感、安定感を感じます。フォームがしっかり固まっているという印象がありますね。

もちろん、キック以外のトレーニングもしてる訳で、草サッカーで楽しもうってレベルじゃ無いですけども、蹴ることは必要だなと十分に感じますね。

にしても、この最初の頃のキックの動画を見てたら、「これはワシの方がまだまだキックは上手いな」と思ってたのですが、最近の動画を見ると、そうはもう言えませんね(笑) しかも、海外クラブと契約って、ほんまにサッカーが好きな子だったんだなぁ。

結論

遠くにボールを蹴ることができるには?

キックについての技術的な能書きはとりあえず脇に置いておいて、とにかくやるべきことはこれ。

1球でも多くボールを遠くに蹴ってみるべし!

遠くに蹴ることができるという前に、体がボールを蹴ることに慣れていない、フォームが出来上がってない、だから遠くにボールが飛ばないとも考えています。それはボールを蹴っていないからわからないんですよ。

ボールを何度も蹴っている中で、そこでちょっとした技術的な知識を入れたり、好きな選手のキックを真似するような感じのイメージをしていけばいろんな軌道のボールが蹴れるようになるのではないかと思います。

とにかく、力を込めてボールを何度も蹴りましょう。何度もです。そのうち自然と体がコツを掴むはず。筋トレで蹴ることができるようになるのではなくて、何度も蹴るから蹴る感覚が掴めるんです。(筋トレを否定している訳ではありません)

でも、最近は家の周りとかで蹴る場所って、あまり無いんだろうなぁ。そういう意味では私は恵まれていたのかもしれませんね。

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