ふと、思いついたかのように、LaravelとVue.jsがやりたくなって公式サイトなどを見ていました。
特にVue.jsの公式サイトのチュートリアルはなかなか良い感じ。
ただ、私はとりあえず本を一冊読んでおきたい人間なので、1冊買うことにしています。webの翻訳された日本語に違和感とかどのサイトにもあったりしますしね。それにネットを開いてない時に読みたいってこともありますし。本のページをめくった方がいいってこともあるでしょ?
で、Vue.jsについても最初なので入門的な本を買うことにしました。
基礎から学ぶVue.js
何冊かVue.jsの入門書は出ていますが、私が購入したのはこちらです。
mio 著『基礎から学ぶ Vue.js』を手に取りました。
内容的には基本的で公式サイトのチュートリアルに合わせたようなレベルでしょうか。悪く言えば、「そのままやんけ!」とツッコミたくなるかもしれませんが、チュートリアルと同じような流れで進むのは、知識の互いの補完になる面もあるので大いに活用できるなと感じました。
基礎的な本とはいえ、入門書となると発展部分に触れないものもある本も多いと思いますが、この本は実際の開発までに繋がるような範囲までカヴァーしてる感じなので、Vue.jsの全貌を見渡すのにはとてもいいと思いました。
ちょっと残念なところ(私見)
本の作りというものは、著者や編集者の狙いがあったり、予算や値段設定などとの関係もあって読者から見たら、「ああ、ここはこうして欲しかったな」と思ったりするようなところがあります。
この本も残念ながらそういうところはあります。
記載されているコードが、決まりきった部分などを省略しているところですね。まあ、これは技術書にはよくあることですけども。
代わりにサポートサイトがあって、実際のコードを実行した動きまで確認できるのはとてもいいのですが、その分だけ本文から記載が減ってしまっているのです。該当部分だけのコードの記述なんですよね。しかもこのサポートページもそうなっていて、コピペして使う感じです。
まあ、もしそのコードを全て記載していたら、とても分厚い本になってしまうでしょうからこういう作りになったのかもしれません。
私個人としてはなるべく全体のコードを記載して欲しいんですよね。どっちのファイルに書かれているコードなのか慣れないと迷ったりしますからね。実行結果のイメージなどもあるとなおいいです。
『基礎から学ぶVue.js』はこう使え!
こういう感覚になるのは、本だけで済ませようとすることがあるからです。知識の整理として読む場合もあったり、キーボードを打つ状況じゃなかったりする状況で本を読むには、ちょっと辛いところが出てきます。
ただ、やっぱりプログラミングをマスターするには、実際にコードを打つのが一番です。
なので、この本を読むときは、実際のコードを用意して省略部分もわかる環境で、キーボードを打ちながら確認しつつ読んでいくことがいいでしょう。
事例のコードの網羅性だけを補えば、この本は最初に読むVue.jsの本としては、なかなか内容的に優れたものになると思います。
Amazonレビューにも、ファイルがわからないというような感想もあったりしますが、それは実際にコードを用意して入力しながら確認して行くことで補えます。おそらく、この本の作りはそれをすることを意図しているのでしょう。
この本とサポートページ、公式サイトのチュートリアル。これを縦横無尽に渡り歩くのが上手い読み方、使い方なのかなと思います。『基礎から学ぶVue.js』はコードを実際に入力しながら読むべき入門書でしょう。
入門を確認したら、こちらに進もうと思います。