Amazonレビューはそのレビューに対してコメントを入れることができる。よほど話題が面白かったり炎上したような本で無い限り、コメントで盛り上がることはあまり無いだろう。
ある本のレビューを見ていて、妙な感じを受けた。
その本にはレビューが10件ほど入っていたのだが、そのレビューのほとんどにコメントが入っていた。
本のテーマ、レビューの内容からして、そんなにコメントが入るようなものでも無いのにどうしてだろうと不思議に思った。
よく見ると、レビューに対してコメントを入れる人のユーザー名が同じだった。まるでツイッターであちこちリプライ送りまくってる人と同じ感じがした。ブロックしたいようなタイプの雰囲気を感じたのだ。
とても気持ち悪い。生きたスパムのようだ。
なぜなら、レビューに対してのコメントがレビュワーに対する誹謗中傷めいたものにも感じたからだ。レビューをバカにしてる内容なわけだ。
レビューはその本の好感が持てればそういうレビューになるだろうし、できなくても「やってみようと思った」みたいなレビューになるのもわからないでもない。
そこにツッコミを入れてるようなものばかりのコメントなのだ。もちろん、著者への誹謗的な文章もコメントに入っている。
こういう人はレビューなどもしているだろうと思い、ユーザー名をクリックしてレビュー一覧を表示してみた。
思った通り、レビューしている本の評価は低評価のものが多い。
そもそも入門的な本に対して、専門性から批判するのって筋違いだろう。そんなレビューが並んでいた。(もっとも、専門性からの批判であるとも思えないのだが)
そんなレビュー一覧の中で、そのユーザーにとって評価の高い本があった。
『ブログやSNS、ネット掲示板の攻撃・防衛マニュアル』みたいなタイトルの本に星印が5つついている。最高評価じゃないか!
読んでみると、どうもこのユーザーはネット上のブログにもコメント欄にブログ管理者を批判するようなことも投稿する趣味があるらしい。
そして、ネットにおける非難・中傷に対抗するための参考書として非常に参考になったと感想を述べていることには思わず笑ってしまった。笑ってしまたのだが、やはり気持ち悪い。
この人は世界の中心にいる人なのだろう。ああ、吐き気がする。