マランツプロ USBコンデンサーマイク Pod Pack 1 はコスパ最高の入門マイク?




私もYouTuberになろうかな? というわけではないのですが、ちょっとした動画の音声収録をしたいと前々から思っていました。もちろん作った動画をYouTubeへ投稿することもやろうとしていることの1つには結果的になるのですけどね。

そこで、音声を録音するためのマイクを買おうかなと思って、ちょっと前から色々調べて悩んでおりました。結果、Marantz Professionalから出ているUSBコンデンサーマイク、Pod Pack 1を購入しました。

このマイクをチョイスに至った流れをまとめておきたいと思います。マランツプロのUSBコンデンサーマイクPod Pack 1は、YouTubeやニコ動などの動画配信初心者にとって、コストパフォーマンスが高いんじゃないかと思っています。

安くて手軽なマイクを探したい

ちょっとした動画を作って遊んでいたのですが、それももう身内だけでちょこっと見せるくらいの動画なので画質とか音とかはどうでもいいものでした。でもやはり、それなりの動画を見せる必要もあるかなということもあって動画の制作も少しはキチンとしたものにしようと思うようになりました。

そこでマイクをどうするか考え始めたのです。

最初はMacBook Proの内臓マイクでもいいかなと思いました。あるいは、iPhoneのイヤフォンを使って音声を収録するとか、本当に簡単な方法だけ考えていました。

こだわりが無ければ、本当にこれで十分だとも思うんですよね。ただ、ちょっとこだわりを見せようかと思った時、やっぱりホワイトノイズが気になるなと思ったんですよね。

大袈裟な機材はもちろん今の段階では必要ないですから、パソコンにUSBで刺してすぐ使えるマイクが欲しくなりました。

SONY ECM-PCV80U

そこでAmazonで人気の指向性マイクなどを探してみました。マイクは高価なものになるとキリがないのであまり上を考えずに安いマイクでUSBでMacに接続できるものを探すことにしました。

「ならばやっぱり日本製だろ?」と日本贔屓の私はソニーのマイクが目にとまります。

SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン ECM-PCV80Uですね。

3,400円なのでお手頃。1200件以上もアマゾンレビューが入っているので、大ベストセラーのマイクということです。実際、ニコ生初心者などはよく使ってるマイクなのだと思います。

私も、「まあ、凝りは無いしコレでいいかな」と最初は思っていました。

でも、YouTubeにあるレビュー動画をいくつか見てると、ちょっとイメージが違う。このマイクは付属のUSB Audio Boxを通してパソコンに繋げて使うのですが、この収録時の音がどうも小さいと感じました。入力が弱いというのでしょうか。レビューしてる人の比較を見ると明らかに他の機器よりも霞んで聞こえるんですよね。

まあそのあたりはボリュームをあげてもらうとかでいいのかな?とか勝手に思っていたのですが、どうもホワイトノイズが気になる感じにも思えました。マイクはなんでもいいと思っていたのですが、ここまで気になるとどうしようか迷います。

そこで、私のMacの内臓マイクで試しにオーディエンス録音と、iPhoneのイヤフォンを刺してマイクから録音をして聞いてみたのです。こちらもそこそこホワイトノイズがありました。でも、「まあ、こんなものだろう」という結論にもなります。逆に、「結構これで録音できるんだな」とも思えてきたのです。

となると、「ソニーのマイクは買わなくてもいいかな」と思うようになりました。実際、iPhoneのイヤフォンのEarPods with Lightning Connectorは、Appleで買うと税別の2,800円です。ソニーのECM-PCV80Uとそんなに価格差が無いんですよね。それなら買うほどのメリットは無いじゃないかと思うようになったのです。

したがってソニーのマイクは却下。マイク購入はもうしばらく考えようと思いました。

Marantz Professional MPM1000U

そして調べるうちに偶然にたどり着いたのが、マランツプロのMPM1000のレビュー動画でした。そこでの他の安いマイクとの比較が十分に納得といくものでしたので、コレくらいのマイクなら十分だなと感じたわけです。ただ、このマイクはパソコンにUSB接続するタイプではありません。

でも、調べるとMPM1000Uというタイプがあり、こちらはUSB接続で使うものでした。「とりあえずはコレだな」と気持ちが大きく揺らぎました。

Amazonレビューも高評価。SONYのマイクよりも価格は高くなるけど、音質を考えたらこちらの方がいいなと思いました。

Marantz Professional MPM2000U

調べるとこの上のタイプに少し価格が高くなりますがMPM2000Uというタイプもあり、もうこのあたりで決着つければいいなと思って色々とYouTubeにあるレビュー動画をみてみました。こちらもAmazonでの評価は高い。

音質に関してはどちらもいい。素人の私の耳には好みの問題でどちらがいいとか悪いとかって判断が別れるようなレベル。もうどっちでもいい。価格はMPM1000Uが6,980円、MPM2000Uが9,980円です。

MPM2000Uにはショックマウントがついているので、MPM1000Uにショックマウントをつけたら同じような価格帯になるなぁ、と思ってどういう買い方をしようか迷いました。それにこの2つのマイクは、マイクスタンドやアームが付いていません。実際に使うとなるとそれも必要になるので別途購入する必要があります。

Marantz Professional USBコンデンサーマイクPod Pack 1

アームスタンドを合わせて買うとなるとマイクが安くてもさらに出費がかさんでしまします。MPM1000Uにスタンドを合わせて買うと8,000円、9,000円になってしまいます。

「もうちょっと価格が収まらないかな」と思って調べていると、マランツプロにもう1つマイクがあるのを見つけました。

マランツプロ USBコンデンサーマイクPod Pack 1

このモデル、アームスタンドも付いてるじゃ無いですか。まあ、安いスタンドには変わりは無いでしょうけど、同梱するとなるとそれなりにマイクとの相性も良いと考えるのが妥当ですよね。マイクの質ですが、当然上の2つのモデルよりも価格が安くなるので少しは劣るのだと思います。解説をみると使ってるコンデンサーの径が1つ小さい感じ。

細かいことを専門的に調べたらもっと差があるのかもしれませんが、まだ利用者が少ないのか数少ないAmazonレビューやYouTubeでのレビューでの音質を聞いてみると、全く許容できるレベルだなと感じました。レビュー動画から上位モデルとの比較をしても違いはあるけどどのような差と言っていいのかわかりません。私にはどれもそれぞれいい音に聞こえました。

マランツプロ USBコンデンサーマイクPod Pack 1を購入!

ということで、このマイクを使うのがコストパフォーマンス的にもベストという決断に至り、さっそくAmazonから購入することにしました。

 

価格も6,341円ですから、アーム付きと考えると質の良い入門用マイクとしてはベストなんじゃ無いかと思いました。

開封とセッティング

注文して翌日にPod Pack 1が届きました。

さっそく開封して中身を取り出して、セッティングしてみましょう。

こちらはマイクとUSBケーブルです。

こちらがアームの金具類です。marantzのロゴが入ってるのもとりあえずはいいですよね。ただし、力の入れ方を間違えたらすぐに破損しそうな作りではあります。

特に何も難しいこともなく組み立て完了です。

USBでMacBookに繋げるだけでマイクを認識。とても簡単でした。

ちなみにアームはmade in china となっていました。まあ、アームは値段も値段ですから、各部をしっかり持ってゆっくりと動かした方がいいですね。強引に動かすと折れたりするはずです。十分使えますが、丁寧に扱いましょう。がっしりした作りのアームではありません。

Pod Pack 1の録音音声チェック(MacBook Proの内臓マイクと比較)

セッティングができたところで、早速Pod Pack 1の音声をテストをしてみました。

試してみたのは3種類。iPhone付属のイヤフォンマイクをMacBook Proに接続したものと、MacBook Proの内臓マイク、そしてマランツプロ Pod Pack1です。

Macの環境設定は、サウンドの入力音量は50%の目盛りの位置にしました。環境ノイズリダクションはOFFにして、iMovieのアフレコ収録で行いました。

マイクまでの距離は、イヤフォンマイクは耳にセットした位置です。MacBook ProもPod Pack1もだいたい手のひらを開いて1つ分くらいの位置で話してみました。

流石にイヤフォンマイクが一番激しいホワイトノイズです。Macの内臓マイクもかなり目立ちました。マランツプロ Pod Pack1はイヤフォンで聞くと注意すればかすかにサーッという音は聞こえるような感じはしますが、スピーカーからだと何も感じませんでした。

それぞれ声質は変わって聞こえると思うので、そのあたりは好みの問題でしょうね。とりあえずはPod Pack1は音声収録初心者が使うには、最初に買っても正解だと思いました。

ただ、びっくりしたことがあって、MacBook Proの内臓マイクの音声を環境ノイズリダクションをONにして収録してみると、ホワイトノイズが綺麗にカットされているんですよね。これはかなりいいです。ただ、キーボードを打ちながらの収録などだと、距離が近いですから別マイクの方が作業としてはいいですね。その点からもマランツプロ Pod Pack1が活躍しそうです。

最後に

他のマイクを持っていないので、別の機器との比較はできませんが、YouTubeに上がっているSONYのECM-PCV80Uの音の物足りなさと比べたら断然に満足度が高い音質だと思います。

ということで、マランツプロ USBコンデンサーマイクPod Pack 1の購入レポートでした。

こちらに動画にもまとめてみました。

音声収録初心者が最初に手にするマイクとしては、コストから考えるとこれで十分に高性能だと思います。安かろう悪かろうのマイクは当然買う意味がないですが、高価なマイクは上を考えたらキリがない。それにそんな高いマイクを利用するスキルもないので、このPod Pack1は最適なマイクだと思いました。

このマイク、色々と使っていこうと思います。マイク入門者の私としてはこれで十分。買って正解でした。もちろん、利用環境のスキルや機材が変わってくると上のクラスの者にしていく必要はあるのでしょうけどね。

Amazon限定でデスクスタンドで利用するマランツプロ USBコンデンサーマイクM4Uもあります。こちらはさらに手軽なマイクになりますね。

(追記)

最初の記事に投稿から1年以上時間が経過しましたけど、どのマイクもこの追記時点ではアマゾンでの価格が2倍くらいになっていますので、もはやコスパ最強という感じでは現状では無さそうです。