イメージトレーニングってどんなことにでも大切ですよね。
サッカーで思ったようにボールを蹴るには、キックで飛んでいくボールの軌道や距離感をイメージしてみるのも大切だと述べました。
ボールのキック力をつける練習として、もう一つの感覚をイメージトレーニングに加えてみましょう。
それは何か?
私の個人的経験による結論は、モノマネです。
サッカーのキック練習にモノマネ?
モノマネ? となると顔真似でもします? 声真似でもしてみますか? そういうモノマネ芸人的なことは必要ありません。
いや、やっぱりモノマネ芸人的なものでもあるかもしれません。
それは形態模写です。
形態模写というと堅苦しいですが、要するにサッカーのキック力のある上手い選手のキックのフォームをモノマネして練習してみるということです。
上手くボールを蹴ることができる人と同じように蹴ることができれば、当然、それなりに同じようなボールの軌道を描けるキックになりそうな気がしますよね。
成功している人と同じことをすれば成功する!あれ?なんだか自己啓発書に書いてるような話になってしまってますが、理屈としてはわかりますと思います。
身近な上手い選手のキックを真似してみる
では、どうモノマネするか。
上手い選手のプレーをよく観察しましょう。憧れのプロ選手でもいいですが、まずは身近なチームメイトからでいいと思います。
小中学生なら、1年先輩の目標にできる選手とかでもいいのでは無いかと思います。一緒に練習している訳ですから、意識して同じように蹴ってみるのもいいです。
助走の距離は?走り込むスピードとタイミング、そしてリズムは?足はどう蹴り出してる?目線の高さは?上半身の動きは?ボールを蹴ったときの足首はどう振り抜いてる?フォロースルーはどのくらい?右手はどう動かしてる?左手もどうバランスを取っている?重心の高さってどこにあると感じる?
このようにいろいろと観察するところがあると思います。
その先輩になったつもりでボールを蹴ってみてください。1学年上の人のプレーですから、自分もちょっと成長したようなイメージトレーニングにもなるはずです。
キックした時のボールの音も意識してみる
フォームをモノマネしたあとは、もう一つ耳にも意識を向けてみましょう。
ボールを蹴ったときの音はどうすか?
先輩が蹴ったボールの音と自分が蹴ったボールの音、同じですか?違いますか?
このボールの音をしっかり感覚に入れましょう。ボールが足に当たって弾いた音が、ドーンと言う音なのか、パーンという音なのか。
ボールが飛んで風を切って進む音が聞こえますか?シューッという音がしたりしませんか?
先輩の蹴ったボールと同じような音が聞こえたなら、自分が蹴ったボールも同じように飛んでいっているはずです。
目と体と耳を使って、しっかり目標とする選手の動き全体を意識して、身体にプレーをコピーしてしまいましょう。なかなか良いイメージトレーニングになると思います。
憧れの選手をモノマネするって大切でしょ?
誰もが憧れの選手っていると思います。
みんなプレーをモノマネしたりするでしょ?プレーだけでなく、ユニフォームの番号やスパイク。点を取ったときのガッツポーズとか、ルーティーンの動きとか。
そういったところから始まるものってあるとも思うんです。変則的なフェイントや足のステップなど、最初は「なんだあれ?どうやってるの?」って目が点になりますが、ビデオをスローにしてゆっくりした動きから真似をするのを繰り返していると、次第にプレーできるようになったりしますよね。
キックだって同じ。憧れのプレーヤーのキックをよく見てみましょう。最初は雰囲気からでもいいと思いますよ。
ちょっと今回は奇妙な話だったかもしれませんが、目と体と耳を意識することは、結構イケてると思いますよ。