サッカーでボールを蹴る距離感を掴むには、このイメトレがオススメ!




サッカーボールを蹴ったときに、思った距離に飛ばすようにコントロールができることは必要ですし、それを試合中にできるならプレーとしてとても気持ちがいいものです。

サッカーのキック力として、このボールの飛ぶ距離感を持って蹴ることができる必要があるのではないかと思います。

ここでは、ボールを思った距離にコントロールするキックについて持論を述べたいと思います。

サッカーではロングキックだけがキック力では無い

サッカーでボール蹴って遠くに飛ばすことだけがキック力として必要なわけでは無いでしょう。それよりも思った距離に飛ばすこと、狙った位置にボールを落とすことの方が、サッカーの試合では多いはずです。距離をコントロールしたキックですね。

そのコントロールが必要な距離はどちらかというとミドルレンジでしょう。ロングキックではそんなに距離のコントロールを考えてまでは蹴ることは無いでしょう。そのロングキックの距離をどれだけ手前にするかというのがコントロールしたキックということでしょうか。

距離感で言えば、コーナーキックくらいの距離ではないでしょうか。あるいは、中盤から相手ディフェンダーの頭越しに裏へ落とすようなパスキックなどがイメージできると思います。ペナルティーエリア外側からのセットプレーなどもここに入るでしょう。柔らかさを感じるボールって感じかな。

力加減でいうなら8割以下とか、ボールミートするような感覚が私の距離感をコントロールしたキックのイメージです。

距離感を掴むにはボールの軌道をイメージ

この蹴ったボールの距離感を掴むにはどうすればいいのか? それには月並みだけども、ボールの軌道をイメージすることが必要だと考えています。

どんな距離を、どんな高さで、どんなスピードのボールを蹴るのか、そしてどんな転がり方をするのか、それがイメージできていないなら、ボールのキックコントロールなんてできないでしょう。

いろんな距離を実際には蹴ることになりますが、まず、コーナーキックくらいの距離とか、ペナルティーエリアの外からゴールを狙うような距離でのボールの軌道を、しっかりイメージできるかどうかだと思います。

これくらいの距離であれば、絶対的なキック力がなくてもプレーに繋がるような距離ですよね。ロングキック競争をする訳では無いので、体に余計な力が入ることも無いと思います。

さて、イメージどおりの軌道でボールを蹴ることができますか?

ゴルフのアプローチショットがヒント

そのイメージした軌道や距離どおりにボールを蹴ることができないから悩んでいるということでもあるでしょう。

ここでは一つ、ボールの軌道をイメージするコツを披露しましょう。それは、ゴルフのグリーン手前くらいからピンを狙うピッチングウェッジやサンドウェッジを使ったアプローチショットです。

ただし、ゴルフと言っても、クラブを持つ必要はありません。ゴルフボールを手に持ち、目標のピンのところに届くように腕を下から振ってヒョイッと投げるイメージです。実際に一回空き地ででも投げてみるといいと思います。(もちろん、ゴルフの経験は全く必要ありません。テレビ中継などのシーンをイメージできたら十分です)

どれくらいの力で投げればいいのか、どれくらいの高さまでボールを投げ上げればいいのか、これはそんなに難しい動作では無いはずです。これで、だいたいの距離感が掴めると思います。もちろん、ピンにぴったり寄せなければいけないという訳ではありません。

このイメージが、ボールを蹴る距離感を掴むのにとても似てると思うのです。ゴルフボールではなくサッカーボール、ゴルフクラブ(ここではゴルフボールを放り投げる手)ではなく自分の蹴り足に道具が変わるだけです。

この感覚があると、グンとボールの距離感をコントロールしやすくなります。

プロゴルファーの中嶋常幸の視点

このゴルフでのアプローチショットのイメージは、昔、プロゴルファーの中嶋常幸さんがテレビのレッスン番組で実際にやってたことです。

オフシーズンの休日の昼頃にやってるゴルフ番組では、プロと一般の人とのハンディキャップマッチをしながら、ちょっとしたゴルフレッスンをするコーナがあります。とんねるずのスポーツ王は俺だ!!とはちょっと違いますが。

私がたまたま見ていた番組では、アプローチショットに悩む人に対して、ボールを手で下から投げてごらんというアドバイスを中嶋常幸プロが実際にしていました。アプローチショットのボールの感覚はこの放り投げることと全く同じだということでした。

当時これを見た私はピン!ときて、キックでの距離感を掴めるヒントになった訳です。実際にゴルフボールを投げる必要もありません。小石などでもなんでもいいんです。その辺ですぐにできるでしょ? 1回やるだけでイメージできると思うんですよ。

これ、おすすめ! イメージトレーニングの一歩としてぜひやって見てください。距離感というものがわかるはずです。手加減の感覚を足加減に。これです。

最後に

サッカーボールを蹴った時の距離感についての話のはずが、ゴルフのアプローチショットの話になってしまいました。

でも、これは強力なヒントになるはずです。ボールの軌道だけのイメージだけでなく、力加減のイメージもできるはず。

騙されたと思って、一回やってみてください。腕を振る勢いや手首のスナップや指先の感覚が、あなたの蹴る足でイメージできるなら、相手選手の裏に出すパスやコーナキックなどのセットプレーのボールコントロールが断然に違ってくるはずです。

手のように足を使いましょう! そう私は思います。

サッカーテクニック向上メソッド【CFHY01ADF】