サッカーはキック力だ!
この言葉を聞いたことがありますか? いや、別に無いですよね。誰か有名なサッカー選手が言ってる訳でもありません。
このブログの運営者である私が勝手に思っていることです。
特に魅力的で修辞に満ちた言葉でもありませんから、名言集に残るようなものでもありませんし、サッカーはボールを蹴るスポーツですからキック力が必要なのは当たり前でしょう。
このブログでは何回かに分けて、サッカーのキック力に関してのみの話題について触れていきたいと思います。
私の独断と偏見で語っていくので、キック力をつけたいと考えている人には直接参考にならないかもしれませんし、プロフェッショナルな立場の人からすれば全く的外れなことを述べてしまうかもしれません。なので、「まあ、こんな考えの人もいるんだな」くらいにみてくれたらいいと思っています。
それでも私はそれなりにキック力があるのですから、あながち間違いでも無いと思いますよ。(学生時代はそこそこ上手かったっすよ)
キック力について受ける不思議な質問
「よくボール飛ぶなぁ。どうしてそんなに蹴れるの? ちょっと教えて!」
たまに草サッカーなどでチームメイトからこういう質問を受けることがあります。
そこそこキック力のある私は、これまで生きてきてこの質問を受けたことは何度かあるんですよね。
もちろん、私よりも遠くにボールを蹴ることができる人は当然いますが、自分でもそれなりにキック力はある方だとは自負しています。キック力をつけたい人がそんな質問をするのもよくわかります。
でもね。逆に私なんかはこう思うのです。
「なんでそんなに蹴れないの?」
ボールをそこそこ遠くに蹴ることができる人にとっては、そう思っている人も多いのでは無いでしょうか。キック力のある人は遠くにボールを蹴ることができるといっても、おそらくイメージとしては力一杯ボールを蹴って遠くに飛ばしているわけでは無いとも思うのです。少なくとも私はそう思います。
目一杯の力で蹴った時の方が、案外ミスキックになってとんでもないところに飛んでいっちゃったりしているものですしね。
なぜ遠くに蹴ることが出来ないのかわからない
だから、どうやったら遠くにボールを蹴ることができるのか、キック力をつけることができるのか、そんな疑問を持ってる人が目一杯力任せにボールを蹴って頑張っている姿を見てると、「なんでそんなに蹴れないの?」と逆に感じてしまうのです。
私にとっては遠くにボールを蹴ることができないことの方が不思議なのです。
なぜそんなにキック力がつか無いのか疑問なんですよね。
なぜなら、チームメイトはそれなりにサッカー経験を同じように積んでいるわけです。小さな子供と大人では、そりゃキック力に大きな差はあるでしょうけど、同じような世代ならそんなにびっくりするような差はつか無いと思うんですよね。
それに、経験を積んでいるからこそ、経験が無い人とは違うのですから、ボールを蹴ることについて全くわかっていないということでもないはずです。
それにここでいうキックですが、特殊なボールコントロールの必要なキック力ではありません。無回転シュートでも無いですし、カーブやシュート回転をさせるものでもありません。極端に曲がるようなカーブをかけるような軌道のキックでもありません。単に、「こういう展開の時にサイドチェンジできるようなボールが蹴ることができたらな」といった状況であるとか、ディフェンスの頭を超えてそこにフォワードを走らせたいとか、そんなボールの話です。
でも、こういうボールは、キック力が無いなと思ってる人でも、実際は試合の中で蹴ることができていたりするんですよね。
もちろん、そもそもキック力の無い人もいる
だから、キック力が無いと思っている人でも、サッカーボールは実際はそこそこ遠くに蹴ることはできているはずなのです。でも、それを常にコントロールできているかどうか、意識して蹴ることができているかどうか、そういった違いはあるのかもしれません。
でも、やっぱりそもそもキック力の無い人はいるのかもな、とも思います。
例えば、走っている人のフォームをみて、「あ、なんかこの人運動神経無いかもな」なんて感じることは無いでしょうか。
よくテレビで運動音痴の芸人なんかに体力測定をしている企画などがあります。ああいう番組を見てると、体の動きを見た瞬間に「そりゃコケるわ」と思ったりする人も多いのでは無いでしょうか。
これは極端な例かもしれませんが、キック力の無い人のフォームを見ていても、何かそんな感覚を感じたりするものです。
はっきり答えは見つからないのだけども、「ボールを遠くに蹴るには、そんな蹴り方はしていない」と直感的に感じるのです。
このブログでは、そのあたりを自分の経験から深掘りしてサッカーのキック力の探求をする記事を今後少し書いていきたいと思います。
最後に
キック力をつけたい人が「どうやったら遠くにボールを蹴ることができるのかわからない」と感じているのと同様に、キック力がある人にとっても「どうやったら遠くにボールを蹴ることができるのか」というのはそんなに意識的に理解してるわけでも無かったりします。
単にボールを蹴っているだけでしか無いのです。
でも、これだとなんら進歩はありません。遠くにボールを蹴ることについて、サッカーのキック力をつけることについて、これから色々と振り返って書こうと思います。
この記事を書くに当たっては、私の友人とのサッカーについての雑談を多く交わしてきたことが大きなヒントになりました。それをここで何回かに分けて結晶化させようと思います。
私がプロフェッショナルなサッカープレーヤーでは無いからこそ、そのレベルでのキックについて、草サッカーを楽しんでいる人のためのヒントを作ることが一つでも出来たらそれで満足です。
ではまた。