Twitterで、たびたび#Kutooのハッシュタグが話題になるが、その本がちょっと問題になっていいるようです。
編集に配慮が全く無いとしか思えないし、意図的とも感じて悪質としか思えませんね。
#KuTooの問題は最初はわからないでもなかった
#KuTooの話はもうどうでもいいと感じてます。好きにやれ。会社がそれぞれ考えればいい。そんな思いです。
なので#KuTooの話題が最初に出てきた時は、「まあ、そういう問題はあるよな」と思っていました。女性はハイヒールを履く影響で外反母趾に悩んでいる人が多いというような話は昔からあるので、なんらかの予防策などは必要だとは思いますからね。
このハッシュタグの問題は、職場の制服や服装規程から始まったようで、まあ、仕事によっては服装に規程があって当然ではあるけども、時と場合によってはその服装が強制されない方が生産性が高い場面もあるので、意味はあるかなとは思いました。
でも、もうただのフェミニズムになってしまってる。性に結び付けての男性批判。雑誌のグラビアとかの方向にも行ったりして、もう考える気は失せましたね。足の辛さの話じゃ無かったのかと。
#KuTooの本
#KuTooのハッシュタグを使って靴の問題点を主張した石川優実って人ですが、外国のメディアにも取り上げられるような話題ではあったのですが、当然批判や疑問を持つ人もいます。
それでTwitterなどで結構炎上とかしていたわけですが、そのやりとり(?)をまとめたフェミニズム本がこれで、2019年11月に発売されました。
出発点であるこの意見。
「私はいつか女性が仕事でヒールやパンプスを履かなきゃいけないという風習をなくしたいと思ってるの。なんで足怪我しながら仕事しなきゃいけないんだろう、男の人はぺたんこぐつなのに。」
十分にわかります。
でもこれは何にでも当てはまることで、男はネクタイで結構息苦しいこともある。もちろん、ヒールなどの辛さとは同列では無いでしょうけど、そういう視点であればいろんなところで考えられる契機になったと思います。
でもただの質の悪いフェミニズムということ以上に、この本の編集の方法が全く評価できません。
編集がおかしいとしか思えない#KuTooの本
最初に言っておきますが、この本は私は読んでません。買ってません。興味無いので。
Twitterで流れて来た話題について触れます。
この本は石川氏がやりとりしたTwitter上での内容をまとめたということらしい。そのやりとりした相手のリプライを「クソリプ」と評しているわけですが…
どうも石川氏が直接受けたリプライではなく、単独のツイートに対して石川氏がリプを送っているものが多くあるようです。これはクソリプと評される側は石川氏の方ですけどね、通常は。
あと、この単独ツイートを編集の体裁の上で、リプライがあったような構成にしているというのも誤解を招きます。
それに、ツイートを改変しているものもあるらしい。ツイートで記事を引用してい意見を述べているのにその引用先を削除して掲載しているものもあるとか。これでは話の意図が曲がってしまうことにもなるし、悪質に思えます。
あと、Twitterアカウントを丸々表示してるらしい。しかも掲載の許可をとっていないとか。
引用だから問題無いという考えなのでしょうか。
ツイートを利用した本は過去にもある
この#KuTooの本のツイート利用の話題は見ていくと不快にしか感じ無いので、もうやめます。
ただ、Twitterの一般人のツイートを利用した本について、一つ紹介しておきます。
東日本大震災の時、あの悲惨な状況の中でTwitter上には復興のための熱い応援のメッセージが溢れたことを記憶してる人も多いと思います。被災にあっていない人にとっても勇気が湧いてくるような言葉も多かったと思います。
そういった言葉を集めた本があります。
アスコムから出ている「YELL!(エール!)」という本です。
この本は東日本大震災チャリティーブックで、収益金は全額義援金として寄付されるという企画の本でした。たくさんの一般の人のツイートが収録されています。
この掲載されたツイートは、全てツイート主に連絡をとって掲載の許可をとっています。アカウントの表示の可否も尋ねています。
その時のアスコムの専用Twitterアカウントがこちらです。=> @ascom_yell
このアスコムと現代書館の違いは何なのでしょうね?
法的なことについては詳しくはわかりませんが、問題を指摘している人は多いですね。