年末恒例の「2014ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が発表されました。
この1年の世相を映したり、強い印象を与えたりした言葉から選ばれるということですが、どうも今年は政治的な意図を持って大賞が選ばれたような印象が感じられるのですが、気のせいでしょうか。
2014年の年間大賞は?
今年の年間大賞は、お笑いコンビ日本エレキテル連合の「ダメよ~ダメダメ」と「集団的自衛権」の2語が選ばれました。
新語・流行語大賞のホームページの用語にまつわるコメントを見ると、
あげくの果てが「壊憲」と言われる7月の閣議決定
それが今年、安倍政権の下でいきなり解釈を変更されて、限定容認だが、その行使が可能となったのだから、これは大事件だ
と書かれており、政治の問題と絡めたいのではないかという印象が伺えます。
ですが、問題なのは朝日新聞の報道ではないでしょうか。
印象操作報道?
朝日新聞がインターネットに流したニュースは、
今年の世相を映したり、強い印象を与えたりした言葉を選ぶ「2014ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が1日発表され、大賞に今年、安倍政権が行使を認めた「集団的自衛権」=受賞者辞退=と、お笑いコンビ・日本エレキテル連合のギャグ「ダメよ~ダメダメ」が選ばれた。トップ10には大ヒットしたディズニー映画の主題歌「ありのままで」や少女漫画から生まれた「壁ドン」などが入った。
朝日新聞デジタル:流行語大賞に「集団的自衛権」「ダメよ~ダメダメ」
とわざわざタイトルも「ダメよ~ダメダメ」と「集団的自衛権」の順番を入れ替えています。
これは二つ合わせて、「集団的自衛権はダメ」という主張を込めているとしか読めないではないですか。
しかも、タイトルや記事冒頭だけなら読者の気を引くキャッチコピーとして使うということでまだわかるのですが、トップテンに入った用語を並べるのも、「集団的自衛権」「ダメよ~ダメダメ」の順に表記しているのです。
新語・流行語大賞のホームページでは「ダメよ~ダメダメ」「集団的自衛権」の順番に書かれているのですけどね。
これはもう、朝日新聞は印象操作を狙っているとしか思えないですね。
大きな誤報をやらかして間も無いのに、キチンとした報道を行おうとはしない新聞社なのでしょうね。
2014新語・流行語トップテン
2014新語・流行語トップテンに選ばれたのは下記のとおり(「受賞語」:受賞者)
「ダメよ~ダメダメ」:日本エレキテル連合(中野聡子、橋本雪子)
「集団的自衛権」:受賞者辞退
「ありのままで」:ディズニー アナと雪の女王チーム
「カープ女子」:石田敦子(漫画家)、大井智保子、古田ちさこ、天野恵(カープ女子)
「壁ドン」:映画『LDK』
「危険ドラッグ」:古屋圭司(衆議院議員・元国家公安委員長)
「ごきげんよう」:美輪明宏 (歌手・俳優)
「マタハラ」:杉浦浩美(立教大学 社会福祉研究所 特任研究員)
「妖怪ウォッチ」:日野晃博(妖怪ウォッチ クリエイティブプロデューサー/企画・シナリオ原案)
「レジェンド」 :葛西紀明(株式会社土屋ホーム スキー部)、青木功(プロゴルファー)、山本昌広(中日ドラゴンズ・投手)