MacBook ProのiMovieで映像を編集してたらアプリが落ちてしまいました。エンコードしながら次々編集していたから負荷で落ちてしまったのでしょうか?
再度iMovieを立ち上げて新規プロジェクトを作成しようとすると「操作はできませんでした。その問題について他の情報がありません。」という表示が出てアプリは立ち上がるのですが何も作業ができなくなる状態になってしまいました。
とりあえずの私の対処法をメモしておきます。
作業環境は以下の通り。
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)
メモリ 8GB
OS X El Capitan バージョン 10.11.3
iMovie バージョン 10.1.1
アクセス権の修復?新規ユーザーアカウント利用?
iMovieが落ちてしまって、MacBookを再起動してみましたが症状は変わらずiMovieは起動するものの新規プロジェクトが作成できませんでした。
そこでとりあえずMacのトラブルでは、定番の対処法を試してみます。セーフモード起動、SMCリセット、PRAMクリアあたりですが、これをやっても症状は変わらず。
ネットで調べてみると、Macのユーザーアカウントを新規で作ってみて、そのアカウントでiMovieが利用できるならアプリ自体が壊れているわけではないということらしい。その時はアクセス権に問題が生じていることのようです。
そこで新規アカウントを作成してみたのですが、iMovieはきちんと使えました。となると最初のアカウントのアクセス権限に問題があるということなのでしょう。
再度ネットで調べてみると、「ディスクユーティリティからアクセス権を修復すれば良い」というような記述があるのですが、OS X El Capitan から自動修復されるようになったのでFirst Aidにそんな機能のメニューはありません。一応First Aidをやってみましたが症状はそのままでした。
シングルユーザモードでホームフォルダをリセット
再度調べるとMacをシングルユーザーモードで起動して、ホームフォルダをリセットするという方法を見つけたので試してみました。
Macをシングルユーザーモードで起動
- Macを終了します。
- 電源ボタンを押してMacを起動します。
- 起動音が鳴ったらすぐに「command + S」キーを押し続けます。
黒い画面に白い文字が流れてくるのでしばらく待てば起動完了です。
ホームフォルダをリセット
シングルユーザーモードのプロンプトが出ているので以下のように入力していきます。(こういうのやるのって、初心者は怖いよなぁ)
/sbin/mount -uw / mv /Users/username /Users/username.old exit
スペースがあることに気をつけて入力。usernameの部分は各自が設定してある文字列になります。
意味合いとしては、ホームフォルダを操作できるように仕切り直して、元のデータは別に移動させておくって感じでしょうか。
これでMacが起動し、AppleIDなどを設定する初期設定画面が出てくるのでそれを入力するとMacが使えるようになります。
おっと、こういった作業をする前にいろいろバックアップやメモは念のためとっておきましょう。
リセットされた状態なので、これまで作成していたファイルなどが見当たりませんが、慌てることはありません。Finderでルートフォルダ「/」へ移動してユーザーフォルダを見てみると、新しくusername.oldというフォルダができていますので、そこにこれまでのファイルは残っています。ここからいろいろファイルを移動したりするなどして作業環境を整えていきましょう。
iMovieは動くようになったのだけど…
この一連の操作でiMovieで新規プロジェクトが作成できるようになりました。ようやく元に戻って作業ができるようになりました。
しかし、さらに問題が…
しばらく問題なく作業はできていたのですが、また何かのタイミングでiMovieが落ちてしまって先ほどと同じ症状になってしまいました。
このあたりは何かバグでもあるのかな?アプリのアップデートが待たれる感じです。
再度、同じ対処法を施して復旧したのですが、いろいろとめんどうくさいです。メーラーやブラウザ、SNSなどの各種設定やログイン作業をやり直さないといけないのでとても面倒です。中にはブラウザに記憶させて使っていたサービスもあったりしてユーザー名は何だったけ?ってことにもなってちょっと慌てました。
iMovieは別アカウントを設定してとりあえずの運用
そこでこの一連の操作の中で、先ほどやった別アカウントを設定してiMovieが利用できるかどうかを調べるという方法を活用することで、これからiMovieを利用していくというとりあえずの方法を考えました。
つまりiMovieを利用するためだけの専用アカウントを作成して、iMovieで動画編集するときだけそのアカウントでMacにログインするということです。(あるいはその時だけアカウントを設定)
そうすれば、またiMovieが落ちて新規プロジェクトが作成できない症状になったとしても、また別アカウントを作ってそれで作業できれば、先のiMovie専用アカウントは削除して新規のアカウントで作業をすれば良いということになります。
これなら、シングルユーザーモードで起動などの一連の操作をして各種設定をやり直す必要も無いですからね。
iMovieを頻繁に使うわけではないので、とりあえずこの運用でしばらく行ってみようかなと思います。
まとめ
とりあえず通常使っているアカウントではiMovieを使わずに、作業用のアカウントを作って動画編集することにする。(Appleの対応待ちという感じ)
iMovieが落ちなければ全く問題ないのですけどね。
ということで、最後は逃げの使い方でした。
(追記)
以前解放していたコメント欄にコメントいただいたのですが、iMovie の「ファイル」 タブの「ライブラリを開く」→「新規…」をクリックし適当な名前をつけて保存し、新規作成したライブラリ内に新規プロジェクト作成するという解決方法もあるようです。
iMovie 10.1.2になって、今のところは同様の症状は出ていない感じです。