画像元:二次元模型 むむむ式
二度見するとはこういうことか!
ネットで話題になっているガンダムの絵を見た時、何も考えることなく「上手いイラストだね。雰囲気出てるよなぁ」とガンダムで育った人たちはそこから視線が他の場所へ通り過ぎてしまうところだったでしょう。
しかし、それがイラストではなくガンプラだとわかった時の視線の動きはどうだったでしょうか。
ネットに流れる記事のタイトルにはこうあります。
キレイなイラストだろ? これ「ガンプラ」なんだぜ…… どう見てもイラストにしか見えないガンプラが話題に
引用元:ねとらぼ
ガンプラ?イラストではなくガンプラ?
まさに二度見でしたね。いや、三度見しても理解ができなかったにちがいありません。
立体を平面に見せる?
これは第17回全日本オラザク選手権ガンプラ部門で金賞を受賞した作品で、Hobby JAPAN (ホビージャパン) 2015年01月号に掲載された記事からネットでも話題が広がったようです。
よくサッカーの試合でゴールラインのところに描かれている広告が、平面に描いているけども看板を立てかけているようにみえるという手法が取られているのをみることができますが、これは、その逆といえばいいのか、なんとも不思議な感覚に襲われます。
3次元で2次元を表現するといえばいいのでしょうか?
この驚きは喩えが違うかもしれませんが、MacBook Proを初めて買ってRetinaディスプレイの美しさに目がクラクラした時と同じような感覚です。(この喩えはマジで違うぞorz)
でも、この画像だけ見ていては、本当にガンプラなのかイラストなのかさっぱり目が区別をしてくれません。
幸いなことに、作者の「二次元模型 むむむ式」さんが、コンテスト応募時の全写真をブログにアップしてくれています。
製作段階の画像もありますが、これも見れば見るほど、イラストに見えてしまう罠ですね(笑)
これまで見たことあるガンプラの改造といえば、ジオラマ模型のようにリアルとしてどう作り上げるかということしか考えたことが無いのですが、アニメの世界をアニメそのままの形にしてしまうというのはアイデアの勝利ですね。
ガンダムと関係無い(笑)
それにしても、ネットに流れたニュースのタイトルはなんとかならないですかね?
キレイなイラストだろ? これ「ガンプラ」なんだぜ……
っていうのは、ガンダム無関係じゃないですか!
あだち充の漫画『タッチ』のセリフ、
「きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。死んでるんだぜ。それで」
ってやつのオマージュじゃないですか!
ここはせめてスレッガー中尉の、
「悲しいけどこれ、戦争なのよね!」
を使って、
「紛らわしいけどこれ、ガンプラなのよね!」
くらいにしてみるべきではないでしょうか。(あまり上手くないけどもorz)
それにしても、このガンプラ欲しい。欲しいと思えるくらいの作品ってやはり本物ですね。
東京お台場を賑わせた実物大ガンダムをこの手法で作るとどうなるのか、ちょっと想像してしまいました。