皆既日食と金環日食の違いは?21世紀中に日本で日食を観測できる場所はこちら!





Warning: Undefined array key 4 in /home/leibniz/peachcle.com/public_html/wp-content/themes/hummingbird_custom/functions.php on line 75

Warning: Undefined array key 5 in /home/leibniz/peachcle.com/public_html/wp-content/themes/hummingbird_custom/functions.php on line 78

誰もが空を見上げる日ってありますよね。雲ひとつない青く澄み切った綺麗な青空が広がっていると、つい空を見上げることってあると思います。

日食が起こる日は特に多いのでは無いでしょうか。特に皆既日食が起こる時などは一時的に天文ブームに繋がったりします。

地球から太陽を見たときに、太陽が月の影に隠れてしまうのが日食です。皆既日食は太陽が空から全て隠れてしまうわけですが、金環日食というのもあります。この違いって何なのでしょう?

皆既日食と金環日食との違いは?

日食をは日蝕とも書くこともあるようです。「日蝕」と書くと何か不吉な印象もありますね。それでは簡単に皆既日食と金環日食の違いを見てみましょう。

皆既日食とは?

皆既日食(total eclipse)とは、地球から太陽を見た時に月が完全に太陽を覆い隠してしまう状態をいいます。昼でも空が数分間(約2分から3分)真っ暗になり、気温も10度ほど下がる場合もあります。

皆既日食を観測する時の特徴は、コロナやプロミネンス(紅炎)が見えるということですね。太陽の活動を直接見ることができるわけですね。

特に太陽が完全に隠れる瞬間と、太陽が再び見え始める瞬間のダイヤモンドリングは、皆既日食を観測する時の一番の魅力でしょうね。

金環日食とは?

金環日食(annular eclipse)も皆既日食と同じように太陽が月に隠れてしまう現象ですが、リング状に見えるのがその特徴です。金環日食は皆既日食と違って、太陽コロナやダイヤモンドリングを観測することはできません。空が真っ暗になることもありません。

皆既日食と金環日蝕の違いはなぜ起きる?

皆既日食も金環日食も、地球と月と太陽がほぼ一直線に並んだ時に太陽が月に隠れてしまうという原理は同じなのに、なぜ違いが起こるのでしょうか?

それは、地球と月と太陽の距離に原因があります。地球や月は楕円軌道を描いて動いています。ですからそれぞれの距離が近くなったり遠くなったりするわけです。

月は約1ヶ月に1回みかけの大きさが変化して見えます。地球にもっとも近づく日と満月が重なってもっとも大きく見える月をスーパームーンなんて呼ばれることもありますね。SNSでもその日は話題になったりします。

一方、太陽は1月上旬に地球から最も近くなって大きく見え、7月上旬に地球から最も遠くなって小さく見えます。(普段は全く意識することはないでしょうけど)

この見かけ上の月と太陽の大きさの違いによって、月が太陽を覆い隠す部分が変わるので、皆既日食と金環日食の違いができるわけです。

理屈で言えば、7月頃に月が大きく見える状態で太陽を覆い隠すと皆既日食が長い時間見られることになります。1月に月が小さく見える状態で太陽を隠す日食になると金環日食が長い時間見られることになります。

21世紀中に日本で日食を観測できる場所

では、日本ではこれからいつ日食をみることができるのでしょうか?今後、21世紀中に日本で皆既日食・金環日食を観測できる場所を調べてみると以下のようになります。

 日付  皆既/金環 観測できる地域
2030年6月1日  金環日食 北海道
2035年年9月2日 皆既日食  前橋・宇都宮・水戸・能登・富山・長野
 2041年10月25日 金環日食  伊豆諸島・中部・北近畿
 2042年4月20日 皆既日食  鳥島(伊豆小笠原諸島)
 2063年8月24日  皆既日食  北海道南部・青森県北部
2070年4月11日  皆既日食  須美寿島(伊豆小笠原諸島)
 2074年1月27日 金環日食  鹿児島県南部・屋久島・種子島
2085年6月22日 金環日食  沖縄・大東島
 2089年10月4日 皆既日食  宮古島・尖閣諸島
 2095年11月27日 金環日食  小笠原諸島・南近畿・中四国地方

何回かは人生の中で見ることができる感じかな。あなたはいつく見ることができそうですか?

次に見られる日食は、ちょっと先のようですね。

でも部分日食であれば、2020年の東京オリンピックまでに、2019年1月6日、2019年12月26日、2020年6月21日の3回、 日本全国で観測することができるようです。

日本の歴史と日食

日本最古の歴史書である『古事記』には日本の神話の時代の話が描かれいますが、天岩戸の話を知っている人も多いでしょう。

スサノオが調子に乗って暴れて困らせることに怒ったアマテラスが天岩戸に隠れてしまって、世界が真っ暗闇になりました。八百万の神々がなんとかアマテラスを外に出そうと、閉じられた天岩戸の前でどんちゃん騒ぎを起こします。その騒ぎが気になるアマテラスがようやく岩戸を開けて、世界に光が戻ったという話です。

アマテラスは天照大神。太陽ですね。話の中で世界が暗闇になるなんて、皆既日食を連想する人も多いのではないでしょうか。

日本で記録に残っている最古の日食は推古天皇の時代です。『日本書紀』推古三十六年三月の条にこう記録されています。

三月丁未朔、戊申日有蝕尽之(三月の丁未の朔、戊申に日、蝕え尽きたること有り)

理解するにはちょっと古文読解の力が必要ですが、「日、蝕え尽きたる」というのが日食の状況を意味しています。

推古三十六年三月二日(西暦628年4月10日)9時過ぎに起こった日蝕だと言われています。科学的に計算すると、位置的に当時の飛鳥京からは皆既日食が見えたのではなく、食分0.93程度の部分日食であったようです。

それにしてもよく調べますよね。天文学の科学的計算ってなんか凄い。

この日食の5日後に推古天皇は崩御しているそうです。なんとも意味深な出来事です。

まとめ

日食には天文学から見えてくるロマンもあれば、歴史的に文化とも関わりがある話まで出てきてますね。一度は皆既日食をしっかりと見ておきたいものです。昼間が暗闇になる瞬間、そしてダイヤモンドリング。気になりますよね。次は2035年年9月2日です。日食グラスも忘れずに。