着眼をテーマにした本なのに着眼に失敗してる本なのでは?と思った本の作り

本を読む女性




最初に述べておきますが、これは書評のエントリーではありません。読んでいない本についてのエントリーです。

先日、書店で『ベンチャーキャピタリストが語る 着眼の技法』というタイトルの本が目に止まり手に取ってみました。

最近、「発想」や「アイデア」についての話題に関心を持っていたので、まさに「着眼」というキーワードに惹かれてこの本に注目したわけですが、手にとってページを開いてパラパラめくっていくと、私はだんだんと読む気が失せてしまいました。

すごく読みにくい印象を持ち始めたのです。字が小さいとか文章が難しいとか、そういうことではありません。

この本の表紙のデザインですが、微妙に右下に傾いています。

まさに本のタイトルに合わせたデザインなのでしょう。注目を集めるためにちょっとした違和感を作るということではこの「着眼」は成功しているかもしれません。この表紙が目について手にとってみたわけでもあります。

そして中をパラパラとめくってみます。

Amazonの「なか見検索」でも確認できるのですが、目次も微妙に斜めに印刷されているのです。違和感があって少し見づらく感じます。

さすがに本文は普通に印刷されていますが、ページの上部と下部に施された装飾の線が斜めに引かれていて、微妙に本文が歪んた印象を受けるのです。

このアイデアはとても生きてると思うのですが、私の視覚にはストレスを感じさせるものでとても残念でした。結局、買わずに店を出てしまいました。

Amazonレビューは評価が高いものが入ってるだけに、ちょっと個人的には惜しい1冊。

Kindle版であれば、大丈夫なのかな?

ただ、私が見た第一印象を引きづりすぎているのかもしれませんけどね。あと私の視力の悪さも。もう一度、書店で確認してみます。