CMでおなじみの保険料が生涯変わらない終身保険や女性向け保険ってお得なの?




保険料が生涯変わらないというキャッチコピーが印象的な保険がよくテレビのCMなどに出てきます。保険料が年齢と共に上がっていく保険に比べてお得な印象を受けるのは確かですね。女性向けの保険というものもあります。女性には女性特有の疾患の可能性があるので、そこに対応するための保険ということですね。

この「保険料が一生変わらない」ということの意味をしっかり理解していないと、全くお得にならない可能性は大きいということを理解しておく必要があります。女性向け保険も、ただ自分が女性だからという理由で加入するのも問題ですよ。

保険料が生涯上がらない保険とは?

保険会社もリスクをとって保険商品を作っているわけですから、どこかで利益をあげる設計になっているのは確かです。

そこをよく考えて、慎重に契約すべきですね。もちろん、おかしな保険という訳ではありませんが。

この保険料が生涯上がらないタイプの保険は、終身タイプの医療保険です。

生涯にわたって保証が続くというのはとても安心できるものですが、保険料も生涯払い続けなければならないというのがこのタイプの保険です。

保険料を比較するとどうなる?

保険料が安いけども生涯保険料を払い続けるこのタイプの保険と、保険料は高いけども60歳で払い込みが終わるタイプの終身医療保険とを比較して見るといいでしょう。保険料を支払う期間によっては、保険料が生涯変わらないタイプの方が総支払額が上回ることも大いにあります。

40歳から定年まで支払うタイプと、40歳から平均余命まで生きたと仮定して支払うタイプを計算してみればわかります。このあたりは平均寿命なども考慮して保険の設計をしてあるわけですから、支払い保険料が多くなるギリギリのあたりで保険が作られていると考えるのが自然です。どちらのリスクを自分は引き受けるのかということになりますね。

一度、実際の保険商品で比較してみるのもいいでしょう。平均寿命での計算ならそれほど変わらないかもしれません。ですが、実際にもっと長生きして100歳近くまで保険料を支払うことになったとして計算すると、かなりの金額の差になるということに気づくはずです。

年金生活で保険料を支払い続ける負担も考える必要あり

支払う保険料総額で保険の価値が決まるわけではありません。保険を考える時期は、毎月の支払いを低く抑えたいという状況であるかもしれません。

ただし、いくら月々の保険料が安くなったとしても、高齢になって仕事をリタイヤしていて、しかも収入を年金だけに頼っているような状況では、保険料を支払い続けるということはとても負担になる可能性があります。そのあたりも頭に入れておいた方がいいでしょう。

CMの印象で加入してしまいがちなのが日本人の傾向でもありますので、余計な負担を作らないためにもしっかり考えておく必要がありますね。

女性向け保険って女性にとって本当におすすめなの?

女性向けの保険もCMで目をひきますよね。女性には女性特有の疾患の可能性があるので、そこに対応するための保険と考えると魅力的に見えます。

では、普通の保険ではカヴァーできないのかというと、実はそうでもありません。これは保障を上乗せすると考えるのが妥当なもののようです。

女性特有の疾患

女性特有の疾患には子宮筋腫や乳がんがあります。また、出産も女性にとっては大きなリスクになるのは言うまでもありません。

女性向けの保険は、こういった疾患に対して保障を多めに確保したいという人にはおすすめと言えるのですが、女性だから入っておこうという考えではおすすめというわけではありません。

女性向けの医療保険とは

普通の保険と女性向けの保険とはどう違うのか?

女性向けの保険の特徴は、標準的な医療保険に対して、保険会社が各社で設定する女性疾患になった時の保障を上乗せするというものです。

つまり、「保障の上乗せ」です。

ですから、女性向け保険に入らないと、給付金が受け取れないということではありません。

保障を上乗せするのですから、その分だけ保険料も高く設定されるということも理解しておく必要がありますね。

女性向け保険に加入する時のポイント

そうなると、普通の保険に上乗せして支払う保険料が、自分に見合った保障であるかを考えることがポイントになります。

もちろん男性よりも女性の方が特定の疾患にかかる可能性が高いということに備えるということも大切ですし、年齢によっても病気になるリスクが異なりますから、そのあたりも念頭に置いておくのは大切なことです。

また、現実の生活から考慮する必要もあると思います。保険料の差額が比較的少額の割に保障が手厚く上乗せが大きいというのであれば考慮に値すると思いますが、この差額が実際の生活の中で負担と感じるなら見送るのもアリでしょう。

それに女性と男性では病気になった時に生活の支障の具合が変わってきます。子供がいるかどうかでも、病気になった時に必要な金額が変わってくる可能性もあります。そのあたりも考えて、保障を上乗せするのに必要な保険料の差額が納得のいくものであれば、積極的に選択するのも一つの考えですね。

まとめ

生涯変わらない保険料も、終身払い続けるとなると、その時の収入状況によっては負担になります。年金のみの生活で生涯保険料を支払い続けるのが妥当かどうか考えるべきですね。

女性向け保険も、女性特有の疾患は女性ならではで男性とは違うからという理由のみではおすすめする理由とはならないでしょう。保障の上乗せと保険料をどう考えるかをまず念頭に置きましょう。それに、保障自体は普通の保険でも給付されるということも忘れないようにしまよう。上乗せだということを忘れずに。

CMで馴染みのある保険商品は、身近な人も入っていることも多いでしょうが、そこに安心感を求めてはいけませんよ。