韓国が発表した海自哨戒機の威嚇飛行画像をコラとはまず言うな、かっこ悪いから




韓国国防部は日本の自衛隊機へのレーダー照射問題から論点をズラして、低空での威嚇飛行だと日本を批判してきました。

その証拠として5つの画像が発表され、ネット界隈では「また捏造だろ?」「コラじゃね?」とざわついています。確かにその可能性は韓国のことですからゼロとは言えませんが、そのあたりについてはちょっと距離を置く方がいいと思います。なぜなら、もし本物の画像であるならかっこわるいですからね。

この画像捏造については一般の人が画像ソフトなどを使って分析していますが、そうかもしれないし、そうでないかもしれないって感覚でもあります。

ここは、韓国の出してきたものが資料としては正しいものとして、日本側に全く問題が無いという方向を推理してみたい。

ネット民の検証には注意も必要

ネット民の分析は、時々凄いことにもなったりします。

例えば、朝日新聞の英文慰安婦問題訂正記事のメタタグによる意図的な検索回避などがそうですね。朝日新聞は作業ミスとか言ってますが、常識的に考えられ無い。このあたりの経緯はこちらのケント・ギルバートさんと山岡鉄秀さんによる『日本を貶め続ける朝日新聞との対決 全記録』に詳しいので関心のある方はどうぞ。

そこで、今回の韓国が発表した画像についても、切り取った画像を貼り付けてあるとか、計器の数字が消されているというような指摘があって、ちょっと過剰に盛り上がり過ぎてます。

著名な言論人などもツイッターでそういう記事をリツイートしていたりするので、おかしな流れにならないかと心配です。間違っていたら、日本が大恥をかくことになるのですから。

参考までに、こういうツイートがあるので、少し落ち着いて判断した方がいいと思います。

画像の切り貼りについてはこちら。

計器の数値の削除に関してはこちら。

このあたりは、キチンとした分析を待ちたいところです。ネットには、韓国の発表した画像に捏造があることを記事にしろと新聞社に連絡したとか言うのもあって、ちょっと呆れてしまいました。

画像公開前のニュースに爆笑する

そういえば韓国政府の画像公開の前日に、NHKがこんな記事を配信していました。全文引用します。

韓国軍の関係者は、日本の哨戒機が韓国軍の艦艇に対して威嚇飛行をしたとする発表について、23日夜、韓国の記者団に対して説明しました。

それによりますと、海上自衛隊の哨戒機が、23日午後、韓国軍の駆逐艦に対して、低空で威嚇飛行し、これに対して韓国軍の駆逐艦は無線でおよそ20回にわたり、艦艇から離れるよう警告したものの応答がなかったとしています。

また、哨戒機の飛行の意図について「射撃管制用レーダーの周波数を収集しようとしたのではないか」と述べて、日本の哨戒機が、わざと射撃管制用レーダーを照射させようと接近したのではないかという見方を示しました。

また日本の哨戒機が今月18日と22日にも威嚇飛行をしたとの主張について韓国軍の関係者は、18日は、艦艇に対して、高度60から70メートルで距離1.8キロ、22日は、高度30から40メートルで距離3.6キロまで接近したと説明しました。

引用元:NHK NEWS WEB 韓国 海自哨戒機が威嚇飛行 無線に応答しなかったと説明

20回も無線で呼びかけたそうですが、日本は応えなかった? これはちょっと信じられんでしょう。どのチャンネルで呼びかけたのかもないし。20回ってなんか必死すぎるし、そこまで呼びかけないと思いますよ。

わざとレーダー照射させようと接近したのでは?っていうのも、なんか幼稚な意見で無理矢理コメント出してみたような雰囲気もあります。

それに低空飛行したというのに、その距離が1.8キロとか3.6キロとか言ってますが、それはちょっと遠いでしょ。

爆笑しましたよ。

韓国国防部が発表した5枚の画像

韓国側は、23日の午後2時ごろに日本の哨戒機が距離約540メートル、高度約60~70メートルまで自衛隊機が接近したと各種報道では発表されています。

では韓国国防部が発表した5つの画像を見て行きましょう。なるべく画質がいいものをと思って、韓国国防部のFacebookから持ってきました。

1枚目

約7.5キロの位置だそうです。こんな離れた距離に意味あります?水面は写ってません。それくらい離れていたら水平線くらい見えますよね。

これは単に飛行機が飛んでる画像です。日本の哨戒機ならそれでもいいでしょう。

2枚目

高度60メートルだそうです。

P3C哨戒機の全長は35.6メートル。縦に2機並べたら水面ってことですけど、そんな位置にはなりません。これもまた水面がわからないんだよなぁ。写ってるアンテナのことを考えたら、撮影位置はそこそこ高いところですよね。

3枚目

ここからがいろいろ問題にされているものですけど、この写真では下側の枠の中に200ftとなってます。これが約60メートルの高さだということのようです。

ちなみに、上側の枠の0.70が距離のマイル表示ということのようです。これでも1キロちょっと離れているんですよ。遠いですがな。脅威って距離じゃないですよ。

4枚目

こちらが約540メートルに近づいた画像ということのようですが。

距離は問題無いんですよね、国際的な運用では。だから意味が無い。

これもまた、航空機が写ってるだけです。

5枚目

おそらく4枚目の画像と対応させて見ろ、というのがこの画像。上側の枠の中に0.30とあるので、これが約540メートルのマイル表示の距離ということなのでしょう。

で、距離は問題無い。

そして、下側の枠の中の200ftのままだから、高度約60メートルで1キロ先から接近してきたと言いたいのでしょう。

コラ画像疑惑よりも200ftピッタリなのが気になる

確かに画像加工を疑う人が言うように200とftの間にスペースが入っているのも気にはなります。元空将の織田さんもFBでそのことを指摘していました。

でも、最初に述べたように、もし間違ってたらかっこ悪いので、違う想像をやってみたいんですよね。

200ftって高度はネットで検索すると晴天での着陸時の滑走路からの高さと同じで、この数字自体になんらかの意味があると考えた方がいいような気がします。

そもそもそんな高さで哨戒任務をする必要があるでしょうかね?それに、そんなにピッタリな数字で表せる高度で自衛隊機は飛んでいたのでしょうか。ズレたりしないのでしょうか?なんで201とか213とか端数のある数字じゃないんでしょうか?

通常のレーダーは方位や距離はわかっても、高度は正確では無いという意見もあるようですし。

200ftが着陸時の高度ですから、要するにこれ以下だと危険ってことですよね。だから私はレーダーの表示の仕組みに疑いを持っているのです。

レーダーの高度のメモリの範囲をそのまま解釈していいのだろうか?

今、述べたように200ftは着陸に使うような高度です。それより低い飛行は通常の飛行とは言えないでしょう。

だから、この200ftっていう表示は着陸のようなレベルの高度よりも低くは無いという意味では無いでしょうか。衝突の可能性は無いよ、という感じの表示かなと。

だから、これ以下の高度での表示がどうなるのかが気になるのです。ピッタリの数字に疑いを持っていますし、レーダーでの高度は精密では無い部分があると考えると、これ以下だと0と表示するのでは無いかと想像します。あるいは違う表示がされるとか。

あまりにも200というピッタリな数字なので、こう考えたりするのもアリじゃ無いですかね?

レーダーの高度測定範囲に幅があり、0から199までの表示を0など、200から399までの表示を200、400から599までの表示を400・・・

というように幅のある高度推定じゃ無いかと感じるんです。200ftの表示は200ft以上の高さを飛んでいると言う意味で、200ftピッタリを意味していないんじゃ無いかと思うんです。

400フィートくらいだと、約122メートルですから国際的な運用高度の150メートルよりも若干低くなります。

でも、レーダーの設置されている位置の高さがどれくらいなのかわかりませんが、水面にある訳ではありません。この高さを加えて測定の誤差を考えたら、自衛隊機が高度150メートル程度で運用上正しく飛行していたということになるんじゃないですかね。

私はこのレーダーの高度測定の幅を疑っています。なんというか、レーダーの向いてる仰角に応じた測定の区切りがあるのではないかと。

まあ、このあたりは専門家の意見を待つしか無いんですけどね。ただピッタリ200というのと、着陸時の高度が200というのと、レーダーは高度は精密には測定できないという意見から連想しました。

私の考えで行くと、高度590ftを飛んでいたとしても400ftとあのレーダーには表示されるような仕組みなのではないかと想像しています。

撮影するということに関して気になる点

もう1つ、撮影の状況に素朴な疑問があるんですよね。

哨戒機の写真、赤外線写真については、まあ理解はできます。飛んできた航空機を怪しいと考えたなら撮影することはあるでしょう。

提示されている写真に、水平線が見えないように撮影、あるいはトリミングという可能性はあるとしても、当時の写真であるという主張は理解してもいいです。

でも、気になるのがレーダーのコンソール画面というのでしょうか、200ftと表示されている画面です。これ、画面をカメラで撮影したということですよね。本来は動画なのでしょう。

これを撮影する状況が全く理解できないんですよね。航空機を確認してカメラを向けるのはわかります。でも、こういう画面にカメラを向けますかね?どういう状況でカメラを向けるんだろう?

レーダーの担当者が画面を見てるんですよね、普通。そこでオペレーションを行うわけですよね。それの高度を確認する為に、いちいちレーダーの画面を撮影するのでしょうか? データが記録されているならそれの確認でいいのではないですかね。

レーダー画面を撮影している姿を想像すると、ちょっと滑稽だと思うんですよ。

それとも、記録したデータをあとでフィードバックして画面に表示し直して、それを再表示して撮影でもしているのかな?などと思います。画面に表示されている日時はそうだとしても、撮影している時刻ってまさか違うんじゃないのかな? なんて思ってしまいます。

まあ、この点に関しては、単なる余談ですがね。

自衛隊は毎日動画を公開してみては?

防衛省は今回の韓国の発表を検証できないとし、また高度データなどを持っていることから判断して飛行に危険なことは無いとしていますが、特に何かデータを発表することは無いとしています。

いや、やった方がいいですよ。息の根を止めましょう。それに発言が弱い。特に岩屋防衛大臣。自衛隊の士気が落ちますよ、あんななよなよした言い方では。おそらく日報問題で色々と言われた稲田防衛大臣の方が、しっかりとした主張で反論していたはずですよ。小野寺大臣のままが良かったなぁ。

そこで提案なのですが、自衛隊は毎日、哨戒機の偵察動画をYouTubeにでもアップすればいいのではないですかね。「今日の韓国軍艦」とか、あ、違う。「今日の哨戒飛行による艦船」ですね。

別にこまかいテロップや音声など必要無いでしょう。日時と大体の海域、こんな船がいたので撮影、とかいう情報だけ乗せて、あとは無音でいいから空から撮影した動画を出せばいい。

今回の飛行の動画も出せばいい。ならそれなりにどんなものかみんながわかりますよね。ネット民が勝手に色々計算してくれますよw

それに、自衛隊の哨戒活動は北朝鮮制裁の国連決議の基づくものです。海上での瀬取りなどを監視する為に行動してる訳で、その任務の一貫としてはどんな艦船に対しても確認の為のパトロールと撮影は行うのが常識だと強く主張すべきです。

いや、韓国が瀬取りに関与して国連決議に違反してる可能性があるとまで言っても良いのではないでしょうかね。

痴漢冤罪で陥れる話に似てるなぁ

ということで、私は韓国海軍のレーダーの高度の基準が不正確か幅のある表示ということで疑いを持っています。

もちろん画像の改ざんも念頭にはありますけどね。

それにしても、この問題。火器管制レーダーの使用に対して問題にしていたものが、いつの間にか低空飛行で威嚇されているとか話がすり替わってます。

やってもいないことで批判されるって、痴漢冤罪事件のニュースを見ている感覚ですよ。

そもそも韓国軍がレーダー照射してたらなら、意図的にやってたとしても操作ミスがあったようだって嘘を返答するだけでも話はおさまっていたのになぁ。

あ、そういえば無線でおよそ20回呼びかけたって韓国は言ってましたが、発表された画像での経過時間はおよそ2分です。もうちょっと加えてもいいです。5分として考えましょう。20回なら1通信あたり15秒、5分間も連続して呼びかけていたのですかね?

ちなみにレーダー照射時の自衛隊が呼びかけた1通信の呼びかけは20秒くらいですよ。これを繰り返すわけですよね。

まあ、自衛隊の無線が聞き取れないとか言う無線機を使ってるんだから、逆に呼びかけて来られても誰も受信できないんじゃ無いかな?とか思ったりもしますね。

無線で20回呼びかけたんじゃなくて、嘘を100回言ったってことの間違いじゃ無いですかね? もし、これで画像がコラであるのが事実であったなら、もうあの国は終わりだなぁ。

あ、そういえば百田尚樹さんの『今こそ、韓国に謝ろう』が文庫になるみたいですね。「~そして、さらばと言おう~」と副題がつくようですがw こう言えばいいのかな? 안녕히 계세요

(おまけ)替え歌の歌詞 JA PAMP / U.S.O. 今回の日韓の問題などから連想して作ってみた。

追記:韓国、画像改ざん説に反論も中途半端

この画像改ざん説に関していろいろ指摘がある中で、和田政宗議員がこんなツイートをしていました。

このツイートを見たとき、ここで触れた考えから「桁のことは触れない方がよかったと思うけどなぁ」と感じました。でも、「見えるが」という表現なので、疑問を投げてるだけで改ざんと断言もしていない訳で、主張の内容は疑問点はしっかり分析しようということなのでしょう。

これに対して、韓国軍が噛みつきました。

 これに対し、国防部の関係者は「われわれの艦艇の対空レーダー画面には『10000』単位まで表示される」と述べ、「千単位の数字が表示される時も数字とフィートの間に空白ができる」として「3300 ft」と表示された他の写真を提示した。

引用元:聯合ニュース 韓国軍 レーダー画面改ざん説に反論=資料提示

記事には確かにそう表示されてる画像もあります。まあ、そうでしょう。でも、だから何?なのです。

だって、また区切りのいい数字でしょ?なんでもうちょっと細かい表示にならないのだろうと思います。ただ、私の200ft区切りの説だと、この表示だと崩れますね。でもこの崩れも問題と思っていません。

なぜなら、元海上自衛官で第36代自衛艦隊司令官を務めた香田洋二さんが、韓国軍艦のこの画面に関して、戦艦の古さから考えたら低空の高度は全く正確には計測できないレーダー装置が装備されている時代のものであること、なぜ表示が全ての情報が一括表示されていないのか?という疑問を投げかけています。

普通、目標対象物に関して表示されるレーダー情報はまとめて表示されることで対応できるようにするもの。韓国が発表したように、2つの枠組みで表示されるのは見たことがないらしい。それくらいよくわからない表示出そうだ。

それ以上に、そのころのレーダーは高度1000メートル以上のものでないとレーダー波が収束せず、正確に高度を計測できないという代物だそうです。それからすると、もう技術的な面から言って韓国の主張は崩れてしまうわけです。でも、それについては韓国は言及していないんですよね。

この香田さんの指摘は全国放送のテレビで指摘された訳で、これには触れずに単に議員のツイートに対して反論するというのは、韓国が意図を持ってやっているというのがバレバレですよ。

きちんと反論してくださいよ、韓国国防部。機械は嘘をつかない? ならレーダー照射も嘘じゃないですよねw