北朝鮮が水爆実験に成功?今こそ読もう!核兵器を純粋に学べる本『ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>』

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北朝鮮が水爆実験に成功したと発表しました。核兵器となると核エネルギーの破壊力だけでなく放射線の影響などもあって、被爆国であり福島原発事故も経験した日本人は少し感情的になりすぎるような気がします。この際、核エネルギー、核兵器について、一度冷静に学んでおくことは大切だと思います。

北朝鮮は6日、朝鮮中央テレビを通じ「水爆実験に成功した」と発表した。日本の気象庁は6日午前10時半ごろ、北緯41.6度、東経129.2度の地点を震源とするマグニチュード(M)5.1の地震を観測した。震源の深さは0キロ。

引用元:毎日新聞 朝鮮中央テレビ通じ「水爆実験に成功」と発表

北朝鮮は政府声明で「堂々とした水素爆弾保有国になり、核抑止力を持つことになった」と発表。「責任ある核保有国として、敵対勢力が我々の自主権を侵害しない限り(他国より)先に核兵器を使用することはない」と発表した。

引用元:毎日新聞 政府声明「堂々とした水素爆弾保有国になった」

現在の国際政治状況においては、慰安婦問題のようなくだらない話で馬鹿騒ぎしている状況じゃないということをしっかりと認識すべきでしょう。

国際政治学者で京都大学名誉教授の中西輝政さんは著書『情報亡国の危機 ―インテリジェンス・リテラシーのすすめ』の中で、国際情勢の理解に必要な3つの知識として核兵器、国際金融、インテリジェンスの基礎知識を挙げています。

どれも日本には足りていない。安倍政権になってインテリジェンスはなんとか動き出そうとしていますが、まだまだ体勢は不十分です。国際金融も日本の経済規模が大きいから存在感はあるものの、国際金融の第一線というわけでは全くありません。核兵器に関しては無知そのものであるのが日本の戦後から今日までの状況です。

特に核兵器に関しては話題に関してアレルギーでもあるかのような状況なので、まともな話などできるはずがありません。

そこでオススメしたいのが、核兵器について冷静な視点、物理学的技術としてわかりやすく解説された、多田将 著『ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>』という本です。

理系科目、しかも物理学なので「こりゃダメだ」と考える人もいるでしょうが、特に難しい数式が出るわけでもなく、元素記号なども便宜的に使っているだけなので細かいところはスルーしても構いません。一般向けの講演の書き起こしがベースになっているので、わけのわからない内容として毛嫌いする必要はありません。

原子核の説明から始まり、核融合と核分裂の違い、核分裂の連鎖反応と原子炉、核燃料、核兵器と話が進みます。

読んで感じたことは、核エネルギーの恐ろしさばかりが語られる世の中において、仕組みとしての核反応というのは十分に理解されていて確立されている技術であるということです。

よく核エネルギーは人類の制御できないものというような言い方をされますが、どうすればどうなるということは科学者レベルではキチンと理解されているものだということです。もちろん、制御不可能な状況にならないようにしなければなりませんし、事故が起これば重大な影響があります。廃棄物処理の問題もあります。

しかし、これまで想像していたよりもかなり安全に扱えているものだという認識になりました。恐怖を煽るような報道に我を失うよりも少しでも理解を深めるべきです。実際、チェルノブイルと福島は全く違うという理解もできます。

今回の北朝鮮の水爆実験の成否に関連してブースターの話が報道などで出ていますが、そのブースターについてもこの本では触れています。一通りの知識を得らえる本です。

実際の核兵器が国際政治の中でどう影響するのかはさらに地政学や戦略学を学ばないといけないでしょうが、この純粋な物理学的理解を深めるだけでも核兵器(原子力)についてフラットな判断ができると思います。おすすめの1冊です。

まともな議論をしよう。しっかりした国にしよう。

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